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空き家対策としてのゲストハウス運営

空き家対策としてのゲストハウス運営は、近年の社会的課題を解決する一つの方法として注目されています。以下のように整理できます。

◾️ 現状・課題
○人手不足  働き手が不足しており、特に若い世代が労働市場に参入していない。これにより、地域社会での労働力の確保が困難になっています。
○AIによる仕事の置き換え 自動化やAIの進展により、従来の仕事が減少しており、特に単純作業が機械に取って代わられる傾向にあります。
○高齢化社会 高齢者の労働参加が難しく、フルタイム勤務が厳しいという現実があります。特に田舎では、この問題が顕著です。
○空き家の増加 過去20年間で空き家が1.8倍に増加しており、地域によっては空き家問題が深刻化しています。
○観光客の増加とホテル価格の高騰 観光需要の高まりにより、ホテル価格が上昇しています。そのため、低価格で宿泊できる施設へのニーズも高まっています。

◾️宿泊施設のメリット
○運営の単純化 食事の提供を行わない場合、運営はメイキング(部屋の準備)と清掃が主な作業となり、比較的簡単な業務になります。
○予約システムの活用 予約はWEB上で管理できるため、手間を省くことができ、効率的な運営が可能です。
○資産の有効活用 ゲストハウス運営は、空き家や未使用の建物を活用できるため、資産を有効に使うことができます。賃貸と異なり、施設を所有することによって、長期的な収益が見込めます。

◾️運営に向いている人
○社交的で、もてなしの精神を持つ人 ゲストハウスは、宿泊客と直接接する機会が多く、社交的な性格が求められます。しかし、特に宿泊者もホストとの交流を必ず求めているわけではないので、社交的にする事が絶対ではありません。
○近隣に未使用の建物がある 使用していない部屋や空き家が近くにある場合、すぐに運営を始めやすく、立地の利便性が生かせます。

◾️運営のポイント
○柔軟な運営スタイル 毎日運営をする必要はなく、週末限定や平日限定の運営にすることで、稼働率を調整し、効率的に運営できます。
○副業としての運営 ゲストハウスは副業として運営することも可能です。特に週末のみの運営であれば、別の仕事を持ちながらでも実施しやすいです。
○特定のターゲット層を狙う ペット可の宿泊施設など、特定のニーズをターゲットにした宿泊施設にすることで、他のホテルとの差別化を図れます。特に設計事務所がプロデュースなど通常の運営者と違うと感じてもらうと差別化にもつながります。

以上のように、空き家対策としてのゲストハウス運営は、地域社会に貢献しつつ、持続可能な形での運営が可能です。また、柔軟な運営方法を取り入れることで、個人や小規模な事業者でも取り組みやすいビジネスモデルと言えるでしょう。

トラス・アーキテクトではこれまで、戸建て型ゲストハウスを多数設計しており、自社でもRC造3階建の建物の2階部分を『ゲストハウス建築』として宿泊施設の運営をしております。ぜひご気軽にご相談ください。

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木元 達也

一級建築士設計事務所
トラス・アーキテクト株式会社
〒892-0819 鹿児島市柳町1-5-101A
TEL:099-295-0014
E-mail:info@yusukekubomi.xsrv.jp
公式LINE:@742cwmgj
Instagram : https://www.instagram.com/truss_architect/

 

 

 

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【掲載お知らせ】enefil吉野

2024年に設計監理させていただいたenefil吉野が建築系メディアの「TECTURE MAG(テクチャーマガジン)」にて掲載して頂きました。
是非下記URLよりご覧ください。

■TECTURE MAG-PROJECT
https://mag.tecture.jp/project/20250327-enefil-yoshino/

また、鹿児島県・鹿児島市のホームページにも
景観まちづくり賞と非住宅建築物の木造化事例として掲載頂きました。
是非ご覧ください。

■鹿児島市HP 第7回鹿児島市景観まちづくり賞
https://www.city.kagoshima.lg.jp/kensetu/toshikeikaku/toshikeikan/machizukuri/kekan/kekan/machizukurisho/machizukurisho07.html

■鹿児島県HP 非住宅建築物の木造化にかかるコスト比較集
https://www.pref.kagoshima.jp/ad10/sangyo-rodo/mokuzairiyou/kosuto/kosuto.html

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丸野

一級建築士設計事務所
トラス・アーキテクト株式会社
〒892-0819 鹿児島市柳町1-5-101A
TEL:099-295-0014
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建築設計をするもの役割は何か 芸術や文化としての建築

建築の設計はAIと取って代わることはたくさんあります.特にハウスメーカーの建物であれば設計土地の条件に左右されるのではなく、価格や間取りで決定されていく事がある.顔の見えない誰かが作った設計と言うものが溢れています.私たち設計事務所も同じ土俵で設計をしていたらおそらく淘汰されていくでしょう.AIが得意なことは問題を整理して正解である答えを出すことです.正解はとても素晴らしいことではありますが、誰が正解を出すのかも重要になっていくと思います.人間は人間と交流することで幸福を感じます.そして品元同士で答えを出すからこそ喜びも感じます.
それま正しく『芸術』や『文化』と同じです.正解のみ求めるものではない、それが『芸術』や『文化』であり、建築設計をするものの人間性(思想)が生き残る価値であると思います.
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木元 達也

一級建築士設計事務所
トラス・アーキテクト株式会社
〒892-0819 鹿児島市柳町1-5-101A
TEL:099-295-0014
E-mail:info@yusukekubomi.xsrv.jp
公式LINE:@742cwmgj
Instagram : https://www.instagram.com/truss_architect/

 

 

 

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【御礼】作品展@旧藤武邸無事終了のお知らせ

2025年に弊社トラス・アーキテクトは創業10周年記念企画として作品展を開催いたしました。会場は、「鹿児島県民教育文化研究所(旧藤武邸)」昭和14年竣工、2010年(平成22年)石塀が鹿児島市県間重要建築物に指定番号第1号として指定、2014年(平成26年)に国の登録有形文化財に指定された由緒ある建物です。現オーナーである平和リースさんにも感謝いたします。
ご来場者 5日間合計 64名 (講演会ご参加 5名)
ありがとうございました。


「使い続ける建築」
@鹿児島県民教育文化研究所(旧藤武邸)
〒892-0804 鹿児島県鹿児島市春日町4-60
https://maps.app.goo.gl/dYB9tCFisZY5Qp4s6

【 日時 】完全予約制
2025.03.19(水)〜03.23(日) 10:00〜18:00  終了

【参加費】
無料 1時間毎にご案内

【テーマ】※ご参加頂くのに入場料等いづれも御費用は掛かりません
・建築作品展示
・会場内見学会

【講演会】完全予約制
03/22(土)13:30〜14:30 「自然・地域・建築」


申込は終了しました。

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木元 達也

一級建築士設計事務所
トラス・アーキテクト株式会社
〒892-0819 鹿児島市柳町1-5-101A
TEL:099-295-0014
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Instagram : https://www.instagram.com/truss_architect/

 

 

 

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【お知らせ】作品展@鹿児島県民教育文化研究所(旧藤武邸)

2025年に弊社トラス・アーキテクトは創業10周年となりました。
10周年記念企画として作品展を開催します。
会場は、「鹿児島県民教育文化研究所(旧藤武邸)」で開催させていただきます。
昭和14年竣工、2010年(平成22年)石塀が鹿児島市県間重要建築物に指定番号第1号として指定、2014年(平成26年)に国の登録有形文化財に指定されました。
発注者は藤武呉服店 藤武喜助氏、設計・施工は渕之上喜助(渕之上建設)、建設費は当時2万円(現在の貨幣価値で3億円)。1945年の第二次大戦の度重なる空襲で9割以上の建物を焼失した鹿児島市街地に焼け残る数少ない建物の一つです。
戦後1947年(昭和22年)に割烹『春日園』として営業、1960年(昭和35年)鹿児島県教育会館維持財団が買取、離島や地方の教職員や児童・生徒の宿泊所『春日寮』として使われていました。1981年(昭和56年)に鹿児島県民教育文化研究所を設立、所在所長に椋鳩十氏が就任しました。
弊社はこの歴史と文化のある建物を広く周知する事と同時に作品展を通じて旧藤武邸の建築技術を建築関係者と共に学ぶ機会になればと考えております。


「使い続ける建築」
@鹿児島県民教育文化研究所(旧藤武邸)
〒892-0804 鹿児島県鹿児島市春日町4-60
https://maps.app.goo.gl/dYB9tCFisZY5Qp4s6

【 日時 】完全予約制
2025.03.19(水)〜03.23(日) 10:00〜18:00

【参加費】
無料 1時間毎にご案内

【テーマ】※ご参加頂くのに入場料等いづれも御費用は掛かりません
・建築作品展示
・会場内見学会

【講演会】完全予約制
03/22(土)13:30〜14:30 「自然・地域・建築」


申込は、以下のGoogleフォームより宜しくお願いします。
https://docs.google.com/forms/d/12PFbLYRLgUWPDgb_VnNxC77yoAZoW_S5oRMA0FJ8qvw/edit


是非、お越しください。
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木元 達也

一級建築士設計事務所
トラス・アーキテクト株式会社
〒892-0819 鹿児島市柳町1-5-101A
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建築家として学び続ける意味

日本建築家協会JIA熱海リフレッシュセミナーに参加しました。今回は全国から12名が参加し、講師にランドスケープアーキテクトの平賀達也氏と名古屋の建築家宇野友明氏がこられました。講師からレクチャーとトークセッションがあり、2日目に参加者にてグループ分けをし、ランドスケープに関するグループワークをしました。全国から第一戦で活躍している建築家が集まってのグループワークでしたのでどう進むか少し不安もありましたが、約6時間というとても少ない時間ではありましたがとても有意義な時間でした。まず今回のランドスケープに対する『ビジョン言語』を考える事が今回のワークの中で重要なポイントであった為、できるだけこのビジョン言語の設定に時間をかけて討論しました。ある程度方向性が見えて少しずつプランに入っていくと、さすがは建築家の集まり、お互いの役割が徐々に決まっていき、プランを私が担当、断面パース作成、コンセプト文及びアクソメパース作成など3名にいつの間にか分担作業が始まりました。今回は手を動かして1枚の模造紙にまとめるという非常にアナログな作業ではありましたが、最近のアイパットでの手書きやパースなどと違い、イメージをいかに伝えるか?その原点は手で描くことであると重要さを感じました。そんな事を3日間を通じて一緒に考える仲間と学んだと感じました。今後の仕事に活かしていきたいと思います。

木元

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