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名山珈琲改修着工

鹿児島市名山町。ここは戦後の長屋が連なっており昭和の香りがする風情のある街並みである。長屋であるために一つ一つの建物が約10坪ほどととても現在の住宅で想像すれば小さい作りになっている。10坪というと6m×6mで36㎡であるのでそれよりも少し小さいサイズである。しかし、基本的には木造2階建て(+小屋裏)で20坪あればいい方で、もう少し小さきものもある。しかも隣同士連なっているので音が隣同士漏れる事や、地震や災害の時に一緒に被害を受ける事もあるし、一緒に連なっているおかげで守る事にもなる。そんな長屋街の少し外周部分には車が通る道路が作られ、その部分は商業的価値も生まれ、容積率を上げて3階建て以上のコンクリート造の建物になる事が多い。そしてそのあたりが現在では主要な道路沿いとなり、交通量もある事から発展しやすい。そのような立地にある今回の建物の用途は珈琲焙煎所の飲食スペースを兼ねた店舗。まさに名山らしいサイズの店舗であり、焙煎工場の機能も名山にぴったりな風景を作ってくれると思う。

木元

トラス・アーキテクト株式会社
〒892-0819 鹿児島市柳町1-5-101A
TEL:099-295-0014
E-mail:info@yusukekubomi.xsrv.jp
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truss architect/木元達也 note : https://note.com/trusskimoto

 

 

 

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流れを意識する

四角い空間があれば四角のもので構成する方が効率が良い。レイアウト検討を行ったものなら最終的に最適解をだすとそのようになる。しかし自然の形態には四角はあまり存在せず、不規則なにみえるが規則性を持っているものや丸みを帯びたのもが多い。樹木の形態を創造すると途中は角が無く先端に向かい細くなり先端のとがりがある。四角にする事は無意識的な人為的操作である。いつのまにかそれをそのまま自然なものと受け入れているのも不思議なものです。自然に四角があるとしても実は流れにより角が取れていく、その角が丸くなっていき流線形となる。空間をデザインするときも少しでも自然な感じを作り出すことが出来る。自然素材を使うならもっと自然に感じる為に流れに逆らわず、流れに角を取ってみるのもいい。

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素材を選ぶ

賃貸マンションのキッチンのリフォームをおこないました。素材としては今回塗装とダイノックシートとアイカのキッチンパネルを使いました。素材の表面もいいものが増えてきております。通常は自然素材を多く使いますが、不特定多数の賃貸物件では少し慎重に選びます。まずは耐久性があるのもの。傷のつきにくいもの。を選びます。しかし、ダイノックシートも良い柄がありました。亜鉛メッキ処理加工の黒。キッチンパネルも石目調ではあるが黒ベースの高級感を感じる色味です。ちょっとした変化ですが、とても気持ちのいいキッチン空間になります。

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格子に山並みを表現

3パターンの規則性を持たせて規則性と不規則性の融合する格子。格子はただの四角ではなく5角形の頂点をもっており、その先端部分は格子に沿って波を打つ様にした。格子の頂点の波はここからは除く事の出来ない霧島連山の山並みをあらわしている。絵画や写真ではなく、杉という素材にその表現を託している。ここは鹿児島市の繁華街にあたるかごしまプラザホテル天文館の朝食バイキング会場になる。朝の光が当たりにくいこのカウンターは実は特別な席になっている。

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アルベルゴ・ディフーゾ

日本建築家協会鹿児島地域会にてレクチャーがありました。今回は種子島在住でイタリアの建築家ジャンジャルロ・デ・カルロ事務所に勤務されていらした建築家岩下真奈美氏です。南イタリアの歴史的な風景や建築そして都市計画など、建築家ジャンジャルロ・デ・カルロ「歴史と共生する建築」を思想として受け継いでいる様なとても興味深いレクチャーでした。その中でも注目して面白いと感じたのがアルベルゴ・ディフーゾです。建築と都市計画さらに地域、豊かな地域経済まで建築家の出来る提案は日本にもたくさんあると感じます。

アルベルゴ・ディフーゾは分散型ホテルといわれる集落内の空き家をホテルとして再生し、レセプション機能を持つ拠点を中心にネットワーク化するもの。イタリアでは1980年代からあるが、それぞれの集落の伝統的な暮らしと自然環境をベースとしたサイクルツーリズム、ワイナリーなどのカリナリーツーリズム(食を軸とした観光)など個性的なアルベルゴ・ディフーゾが展開されている。太陽光などを整備したが登場し、ワーケーションなどでの利用も増加。滞在日数も伸びているという環境配慮型のアルベルゴ・ディフーゾもあるという。

【以下私の考察】建築をつくる前に歴史を知らなければならない、建築を考える前にその地域特性について知らなければならない。建築を学んできた人なら必ず叩き込まれた建築以前の思考の段階であり考察から始まる。日本においては一部の地域では美観地区や重要伝統的建造物地区などあるが、多くは戦争により焼失していまい、再建が始まったことからその勢いの市場原理主義的経済活動が優先されたことにより世界でもまれにみる経済発展と都市の発展があった。その際には歴史や地域性を問う建築家もいれば、そうでない経済成長の中での不動産主義的建築従事者が増えていたと感じる。気がつけば都市やまちの記憶というのは無くなりどこにでもあるコンビニ日本になり庶民にとっての便利大国であり、地域性を考えられなくなっていった。そんな中で育った次の世代が海外へと学び始めて日本に残った数少ない歴史や伝統に気が付き始めている。そこには経済成長だけではない豊かさを求め始めた背景もありそうです。

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ゲストハウス運営について

トラス・アーキテクトではゲストハウスも運営しております。これまで簡易宿泊施設といわれるゲストハウスの設計監理を数件行ってきました。ゲストハウスというのはもちろん収益性も考えた事業でもありますが、ホテルまでは見込めない地方都市にとっては宿泊施設がる事で観光の発展に繋がります。また住宅の様な規模を用途変更する事で小規模で宿泊施設を作る事ができます。私達は実際にゲストハウスを運営する事によって、より実務運営に近い提案をする事ができます。大規模なホテルであれば清掃なども専用にスタッフを配置するでしょうが、ゲストハウスでは運営管理者が自ら行う事や短時間労働のパートを雇うなどシステムも変わってきます。できる限り効率よく管理ができる事も重要です。写真もベット寝具についてです。快適なものを選んでいますが、その根拠は何なのか、実は羽毛布団の重さは同じなのに布団をかぶった時の重さの感じ方は少し違いました。それはダウンとフェザーの割合が関係しておりました。こんな小さな気づきは設計にとって非常に大事な事です。

集客については運営すると大変さがわかります。OTAの活用や、自社ホームページも検討します。そこに使う内観写真や外観写真もお客様にとって重要な情報です。その一つ一つのデザイン実証しながら設計に活かしております。

宿泊施設ゲストハウス建築についはこちら↓

https://www.guesthousekenchiku.com

https://www.jalan.net/yad357004/

https://www.airbnb.jp/rooms/43271189?source_impression_id=p3_1691919556_EjvDvNfvEm4ZG6jm

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