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建築士の集い 木ん未来

昨日25日土曜日に宮崎にて、九州の建築士が集う 九州ブロック研究集会『建築士の集い』宮崎大会がありました。
私は初めて参加させて頂きました。今年から建築士会青年部の幹事をさせて頂く事なったこともあり、前夜祭や九州ブロックの青年部会議にも参加させて頂きました!
前夜祭は総勢70名ほど!! 九州の建築士が集まり多いに盛り上がりました。
特に驚いたのが大会の主催者側の方々が、このイベントをとても楽しんでいる事!
しかも飲み過ぎ?盛り上げ過ぎ?なくらい(^^;;
そして、当日
まず、午前中に九州ブロックの青年部にて会議。
今後の活動の事など。
そしていよいよ、午後から、
木ん未来 キンミライ 開催
大会という名前の通り、メインは地域実践活動発表を各県が行い、一番を決めるというもの。
今回は震災もあった為、その前に熊本の現状報告もありました。
その後、分科会。講演会やディスカッションなど興味があるものに分かれる。
私は初参加だったので、取り敢えず講演会を。
と言っても、なかなか一度に聞くことがない様な豪華メンバー。
とくに 建築家 内藤 廣 氏 (東大名誉教授)
テーマはもちろん 木 について
内藤先生も宮崎で木を活かした建築を設計しており、その日向駅の設計ウラ話など、面白かった。
腰原 幹雄 氏は現在東大教授、大規模木造建築の構造設計の第一人者。しかし、建築論についてもかなり厳し意見を持つ。
ゲストスピーカーも凄い。
プロダクトデザイナーの若杉 浩一 氏
レモン設計室 河野 秀親 氏
河野氏 は 宮崎在住の宮崎や鹿児島にとても良い建物を創る建築家。
有明町の『蓮の郷』など魅力あり建築をつくる。
トークセッションでは、
なぜ、木を使うか?
木を見せる魅力はなにか?
木造でもいい、予算上、木造しかないをしない!
なんとなく木造をしない!
林業との関わりは?
林業と建築が繋がり合うのが当たり前でないか?国交省と林野庁
木造は文化なのか産業なのか?
近代建築では木造建築は評価されていないが、なぜか?今後は?
瓦屋根木造の本当の設計を知る
と書ききれないくらいの深い建築論議が繰り広げられた。
その後、大会は終了となり、会場を移動し、懇親会へと移った。
正式な人数は分からないが、300人以上は来ていただろう。その一部は前日から、当日もほとんどが、懇親会を楽しんだあと、二次会へと宮崎の繁華街へと繰り出した。
経済的な効果も多く、各県のPRにもなる大変面白い集いだった。
そしてなにより、同業者の集まりなのにこんなにも楽しく真剣に活動する事。
社団法人等の活動にこれまであまり、理解をしていなかったが、今回得るものがかなり大きかった。

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なぜまだ4号特例

家を建てた人、建築に携わっている人なら耳にしたことがあるかと思います。
この4号特例がまた廃止するか検討しているとのこと。

そう以前も4号特例を廃止するか?という議論が国交省あたりであったようだがいつのまにか議論が無くなっていた。

その代わりではないが、「長期優良住宅」のような優良な建物を推進していく流れになったとか。
そもそもなぜ、4号特例があるのか?

木造のいわゆる専用住宅のような規模の建物は4号建物と建築基準法上に定義させる。
その4号建物は建築基準法ができた当時、木造住宅の建築設計には棟梁が経験と伝統の技術によって行っていた為構造の検討が出来ているとして省略するとした。また、住宅は不特定多数の利用ではなし、この規模の建物で大きな構造の間違いはないだろうとういう事だ。

もちろん、戦後の住宅不足を解消するため、審査の手続きを簡略化したという事もある。
いずれしにろ、木造住宅くらいは最低限度の基準だけ設けておこうという事だった。
しかも、それが60年以上も続いているのだ。

今や昔のようなカンや経験や伝統的な技術を持った棟梁は どれだけいるだろうか?
本当に全ての木造住宅で構造を十分検討しているだろうか? そうあってほしいが、、、
7年ほど前の国交省の調査では
先般、四号特例が適用された建売住宅において、壁量計算を行っていない等 の不適切な設計が行われ、約1,800棟の住宅で構造強度不足が明らかになる事 案が発生している。
とあった。

常に改善が出来ないか見直すのが民間の常である。法律もそうあってほしい。

トラス・アーキテクト株式会社

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